『喜望のランプ』プロジェクト休止のお知らせ

 

いつも信頼資本財団の活動に心を寄せていただき、誠にありがとうございます。

 

この度、『喜望のランプ』プロジェクト実行委員会では、当プロジェクトの休止を決定いたしました。

理由は、熊本地震の被災地ボランティアに加わった経験や各機関からの情報により、同地震に伴う被災の復旧にはまだ相当の時間と労力を要すると理解が出来たこと、今回のプロジェクト協力グループがある南相馬市において、原発事故被害を受けた避難区域の措置が先月解除になりましたが、その後のお話で、初めて、間接的なプロジェクトよりもまずは直接的な支援の方がより必要であるとの話があったこと、そして、イギリスのEU離脱や日銀金融緩和策の度重なる追加など、今回の寄付商品形式プロジェクトにも影響を及ぼす経済状況が不透明感を増していること、以上の3点です。

 

私たちが、福島原発事故を風化させたくないとの思いで開始し、間もなく発生した熊本地震後に確認した当プロジェクトの実施意義は、「日本に限らず世界中に天災、人災があり、その可能性が消えることが無い社会で、自分自身や身近な人が被災したり被弾したりしていなくても、国籍や人種や宗教を問わず遠くの人にも心を寄せられるようでありたい」というものです。

心を寄せるということが、貴重なあらゆる命が無駄に消えてしまったり、傷つけられたり、見捨てられたりしないことの第一歩であるということを、2011年3月11日に発生した東日本大震災で強く認識していた上に、熊本地震で再び被災者が孤立し、尊厳を奪われる現状を知ったからでした。

 

そして、その後の状況を見聞し続ける中で、今は、当実行委員の核となっている小さな私達信頼資本財団の力を、両地域への直接の支援により多く振り向けたいとの判断に至りましたこと、誠に勝手ながら、何卒ご理解いただきたく、お願い申し上げます。

 

関係各所ならびにご支援くださいました方々、参加表明をしていただきました方々には、大変なご迷惑をお掛けいたします。深くお詫び申し上げます。

また、これまでのご支援、ご関心に心より御礼申し上げます。

 

2016年8月3日

公益財団法人 信頼資本財団

『喜望のランプ』プロジェクト

実行委員長　熊野 英介

 

 

 

 

問い合わせ先

公益財団法人 信頼資本財団

担当：村木

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